不動産投資で「何だそれ?」と思うような言葉に出会うことがあります。
詳しい意味が分からない、とか、聞いたことあるけどもっと知りたい、とかでなく、まったく聞いたことも無い言葉です。
こちらでは『不動産投資の知識』として、そんな言葉を調べながら解説していきたいと思います。
なお、あくまで不動産投資をするうえで必要な知識として記載しますので、建築士さんや施工業者さん、不動産業者さんからみると正確でない表現もあるかもしれません。ともかくわかり易さを主眼に解説したいと思いますのでどうぞお付き合いください。
界壁とは何でしょうか?
さてなんと読むでしょうか?
・・・「かいへき」ですね。
文字の通り、境界の壁です。
何の境界でしょうか?
界壁(かいへき)とは、アパートやマンションなどの各住居の境を区切る壁のことです。
そもそもこの言葉を聞いたのは、設計士さんと施工業者さんを交えた打ち合わせにおいて。
「界壁はまっすぐ、まっすぐお願いします」という施工業者さんのお言葉、他の点ではだいたい「大丈夫ですよ。調整しますよ。」と余裕でおっしゃっていた専務さんが、この点だけはぐいっときました。
わたしとしてはその場では、それだけ何で拘るんだ!?!?という気持ちでいっぱいでしたが、設計士さんもそうですよね。とう感じだし、まぁそんなもんなんだろうと流していました。
では、界壁の役目は?
さてさて、やっぱり気になることは解消しておかねば。
なぜ界壁はまっすぐでないといけないのか??
界壁が、アパートやマンションなどの各住居の境を区切る壁であることは前述のとおりです。
建築基準法上、共同住宅の界壁は遮音性や耐火性が求められます。また、界壁は子屋裏や天井裏まで達することが求めれているようです。
見た目でなく、構造に関わる部分ですので、軽く見るわけにはいきません。
隣の声が良く聞こえるアパート、住みたくないですものね。
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界壁の構造について
遮音性を確保するためには、遮音性のあるボードや、吸音効果のあるグラスウールなどの吸音材を施工する必要がります。また、躯体伝播を避けるため、たがいちがいに千鳥配置にするなどが必要です。
また、万一の際の耐火性を持たせるため、防火ボードなどを施工することが必要です。
この部分はコストもかかりますし、施工も大変そうです。
↑この写真「界壁でないだろう」と思われた方は正解です。窓がありますものね。。
↓↓↓細かくは全くわかりませんが、こんなものもあるぐらいのようです。大変そうです。
※動画は本サイトとは一切関係がありません。
設計における注意点は?
ともかく界壁はまっすぐ!がコストダウンのうえで大切なようです。
あとは『施工のし易さ』にかかわるところも大きいようです。
まぁ素人考えでも壁をまっすぐ作るのと、ギザギザな壁、まがった壁を作るのではどちらが大変か、、、わかりますよね。
まして、それに防音や防火の各対策を施すとなると、、、
「界壁はまっすぐに!」皆さんも注意しましょう。