カビは時間が経過すればするほど、除去することが難しくなります。

カビの根、という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。

その名の通り、カビが繁殖した場所の深くまで入り込むことによって、表面上は取り除けても実は残っている、ということがあります。

 

 

予防しましょう

出来たカビを取り除くのは大変。まずはカビのことを良く理解して、カビが発生しないように予防を心掛けましょう。

繁殖条件

カビが繁殖しやすい条件に下記のようなものがあります。

  • 栄養分があること
  • 酸素があること
  • 適度な温度があること
  • 適度な湿度があること
  • 成育するための時間があること

だから、バスルームや、押し入れの中、そもそも人の住む暖かい家にカビが生えるのですね。

どうする?

カビの発生を防ぐためには、これらカビの繁殖条件の発生をなるべく防ぐ必要があります。ただ、この中でも、酸素、温度は対策が難しいですね。

酸素無くすって無茶な対策ですし、温度は人間の快適な温度がカビも好きだからです。

それ以外の、栄養分、湿度、時間の対策について見ていきましょう。

栄養分の対策

清潔にしましょう

カビの餌は、石鹸、シャンプー、人の皮脂、人の毛、人の汗、人のフケ、ペットの皮脂など、があげられます。

これらをなるべく無くした方が良いということですね。

日頃から家の中を清潔にするように、とくに石鹸の類は残さないように心掛けましょう。

 

湿度の対策

天気の良い日には、窓をできれば複数開けて風通しをよくしましょう。

また、換気扇を回すのもとてもよいでしょう。

もし、家を新築するときや、リフォームするときは、バスルームのタイルなどは、水はじきの良いものを使うのがよいです。

普段の対策としては、水分の残りをよく吹いておく、などでも十分に効果があります。

 

 

エアコンで除湿?

除湿はエアコン内部に水が溜まりやすくなることがあり、それが原因でエアコンの内部にカビが生える可能性があります。

まずは、窓を開けて風通しを良くし、補助的に扇風機も回すのが良いでしょう。

エアコンを使う場合は送風モードでも効果があります。

もちろん、排水機能のある専用の除湿器を使うのが一番です。湿気の多い地域などでは、キッチンやクローゼットに備え付けのこともあるでしょう。

また、天気の悪い時期は、どうしても洗濯物が部屋干しになりがちですが、カビの観点からは余りお勧めできません。乾燥機がある場合はそれを使いましょう。出来れば、よく晴れた日にお外に洗濯物を干したいですね。

時間の対策

まずは、これまであげた、栄養分、湿度の対策をしっかりやることになります。これを時間を空けず行うことが、カビの繁殖を食い止めることに繋がるでしょう。

また、少しでもカビを見つけた場合は、表面のカビを落とすとともに、しっかり除菌をしておきましょうね。