ひぃやー、蜂に刺された、痛い痛い。そんなとき、どのように対処したら良いでしょうか?
目次
まずは慌てず、洗い流す、針を抜く
蜂に刺されたとき、刺された場所に毒が残っている場合があります。まずは刺された傷口を洗い流しましょう。
そして、もし、刺されたところに蜂の針が残っている場合には、出来ればピンセットや毛抜きなどを使って、針を取り除きましょう。不用意に手で触って、逆に針を皮膚に押し込むことの無いようにしましょう。
蜂の毒は、針からじんわりと毒が出ていく仕組みになっていて、そのまま針を残しておくと余計に毒が回ってしまいます。但し、蜂の針には釣り針のように『かえし』があるので注意して抜くようにしましょう。
毒を絞り出す
洗い流して針を取り除いたら、更に傷口に残っている蜂の毒を絞り出しましょう。
刺された個所の周囲を爪などで圧迫して毒を絞ると良いです。
毒は水に溶けやすい性質があるので、傷口を流水で洗い流しながら絞るとさらに良いでしょう。
なお、毒を口で吸い出すのは大変危険ですので絶対にしないようにしましょう。
虫さされの薬を塗る
傷口を洗い流し、毒を絞ったら、ステロイド剤や抗ヒスタミンなどの市販薬を塗りましょう。
患部を冷やす
応急処置が終わったら、濡れタオルなどを使って傷口を冷やしながらしばらく安静にしていましょう。
20~30分程度、安静にして、全身症状が見られなければ、ひとまずは一安心です。
病院に行くべきか?
大型の蜂(スズメバチなど)
ミツバチなど毒性の弱い蜂であれば、全身症状が無ければそこまでの心配は要らないかもしれません。
但し、スズメバチなどの毒性の強い蜂、もしくは蜂の種類がわからない場合、時間がたってから症状が悪化してくる危険性もありますので、必ず病院へ行くことをお勧めします。
何科へいくのか?
大人の場合は皮膚科へ、乳幼児や18歳以下の子供さんの場合は小児科へ行きましょう。
蜂に刺されたこと、もしわかれば蜂の種類を、しっかりと病院の受付や医師に伝えて処置をお願いしましょう。
症状が重い場合は、ステロイド剤や抗ヒスタミンの内服薬を服用します。
さらに、全身症状が見られる場合は、症状により、点滴、昇圧剤投与、酸素吸入などの処置を受けることになります。
忘れずに大家さん管理会社さんにも
処置を終え、痛みもひいて、心配がなくなったら、大家さんや管理会社さんにも蜂に刺されたので注意するようにお伝えしましょう。
蜂を駆除し、蜂の巣がある場合は撤去する必要がありますね。
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2回目に刺されたら
蜂に刺されるのが、2回目以上の場合、約2%の人が重いアレルギー反応であるアナフェラキシーショック症状を起こすと言われています。
この場合は、より症状が重くなる可能性があります。
一度刺されたあとは、より蜂に刺されないようにする、刺されたら早めに医療機関で受診するように心掛けましょう。
おしっこは誤り!
おしっこを掛けると、含まれるアンモニア成分が蜂の毒に効果がある、という言い伝え?都市伝説?があります。
これは完全に迷信です。アンモニア水を使っても蜂の毒に効果がないことは医学的に確認されていますし、そもそもだしたばかりのおしっこの中には、アンモニアは含まれていません。
傷口が不衛生になるのでやめましょう。